定期ライブ 其の九「女心、男心」

Date: 2004年5月15日

Time: 17-19

Location: ムジカーザ(東京代々木上原)

定期ライブ 其の九「女心、男心」

日時: 2004 年 5 月 15 日(土) 17:00
場所: ムジカーザにて
一押し: ワイン(ソムリエセレクション)、手作りアボガドとクリームチーズのディップ、ハムとグリエールチーズのガレット、オレンジ風味の塩バターキャラメルクレープ
プログラム:
(壱部)
シェーンベルグ 弦楽四重奏のためのスケルツォ
シェーンベルグの弦楽四重奏は4番までですが、5曲書いたと言われており、この曲が、師匠であるツェムリンスキーの指示で作曲した習曲、いわゆる0番です。
スメタナ 弦楽四重奏曲第1番 ホ短調 「わが生涯より」
この曲は、弦楽四重奏曲の形態を借りた自身の半生記であり、曲の最後は彼を襲った難聴という悲劇が具体的に描かれています。1楽章:人生の目覚め、2楽章:若い時代、3楽章:妻への愛、4楽章:民族への目覚め、高いミの音で難聴になった瞬間を表す。
(弐部)
Tea for Two(雪之丞編曲):1925年ミュージカル『ノ-・ノー・ナネット』のナンバー、「あなたは、私のひざでくつろいでいる。お茶を二人で、二人でお茶を。私とあなたの二人しかいない」という歌詞。
男と女 (雪之丞編曲):1966年フランス映画「男と女」の主題歌、日本語訳での歌いだし「だばだばだ」で有名なシャンソンの名曲。
さくら横ちょう (春奴編曲):中田喜直作曲、加藤周一作詞、桜にまつわる日本の抒情の香り高い歌曲、戦後もっとも愛唱されている。
花歌 (春奴作曲):春奴オリジナル、鼻歌ならぬ花歌。花がふわふわと咲く様子になんとなく心が浮き立つ気分をイメージ。
Calling You(春奴編曲):1987年映画「バクダッド・カフェ」のテーマ曲、映画はアメリカにあるモーテルを舞台に描いた不思議な映像と感覚、青空と砂漠の赤茶とタンクの黄、色合いが絶妙なバランスでそれになんともいえない切ないメロディーの「コーリング・ユー」が重なる。
L-O-V-E(ラブ)(改訂版) (晶編曲):「Lはきみがぼくを見るLook at のL」「OはぼくにとってたったひとつOnly one のO 」「Vはとってもとっても特別なVery extraordinaryのV」「Eはきみをあがめる誰よりものEven more のE」と歌った、LOVEの四文字で、女性を口説こうという歌。
80日間世界一周 (晶編曲):ジュール・ヴェルヌの有名な冒険小説を1957年に映画化、最初の場面で汽車に乗れなかった主人公が気球を手に入れて世界一周に出発するその気球の飛ぶ場面で流れるのがこの曲。
Parore, parore(甘いささやき)(春奴編曲):1970年代、ダリアとアランドロンのデュエットで一世を風靡した。曲中でアランドロンが「本当の気持ちさ」「相手は君だけさ」「君という名の恋物語を、僕はまだおしまいまで読んでいない」「だったらもっとこっちへ、さあ」などとささやく言葉は、女性にアプローチする方法の教科書にもなっているそうな。
銀座の恋の物語(春奴編曲):昭和41年に石原裕次郎・牧村旬子のデュエットで歌われて大ヒット。カラオケの定番ともなっている。
月の砂漠 (春奴編曲):大正時代加藤まさを氏が「月の沙漠をはるばると旅の駱駝がゆきました/金と銀との鞍置いて二つならんでゆきました」と作詞、昭和になって佐々木すぐる氏によって曲が付けられた。悲しい響きの異国情緒漂う唄。
All of Me(山本純編曲):アンコール。ジャズのスタンドナンバー。