3月26日(日)

07:00
目覚ましのベルの音。
ミュージシャンたるもの、午前10時前に活動してはならないと  
いう、ミュージシャン条例(勝手に作った)を破り、起床。辛い。やっぱり朝早くの
活動はしてはならないということを実感。でも、起きなければ。
天気予報は、晴れ。ただ、気温があまり上がらないだろうとのこと。
寒さに弱い私は、とっておきの秘密兵器、知る人ぞ知るダマールの「冬山でも大丈夫
」(冬山って、どこのだ?どういう基準なんだかよくわかんないんだけど)という、
防寒シャツの上に、Tシャツ、セーター、ベスト、カーディガン、マフラー、コート
で完全武装。

08:10〜09:00 
フリマの開場「世田谷公園」に到着。
9時開始を前に、すでにかなりの人々が、出店準備中。
この人達、玄人ね。と思うようなみごとな手際で、品物を配列しているグループから
、私達のように、とにかく何もわからず荷物を運びこんでいるグループや
家族で、ピクニック気分できちゃいました、えへへっ!という感じのグループまで、
さまざまな人々がいる。
やっと、荷物を運びこんだが、なにせ、品物が多くて、何をどう配列すればよいかも
解らない。そうしている間にも、
「これ、いくら?」
「すいません、それ、売り物じゃないんですぅ」(私のバックなんですぅ。財布も、
手帳も入っているもんで持っていかれては、大変こまりますぅ)
等という会話が何度か繰り返される。

09:00〜12:00
フリマ開始。(実際には、その前から、売買は、はじまっているんだけどね)
今回の参加者は、春奴、靖奴&だんなさま、典花(ファーストライブに参加)
それに、私の計5人。紅玉は、仕事の都合で、参加できなかったが、かなりの品数を
提供してくれた。
さて、この5人皆、フリマ初体験。
値段は、大体つけてきたものの、客との値段の駆け引きなど、勝手がわからない。こ
こで、関西弁も操れる夕船がいてくれると助かるのだが、彼女も今日はお仕事でダメ

やはり始めのうちは、どうしてもお客に押され気味。お客様の財布の紐も、結構かた
いしね。だが、時間がたつに連れ、こちらにも余裕がでてきた。
ここで、1人のおば様が、椅子2脚をお買い上げ!(しかも、結構良い値段)
「うち、あそこの坂上ったところなんだけど。」
ここで、男手の出番。優しい靖奴のだんなさまが、1脚持っていってあげる。
ところが、数十分後、おば様、大変興奮して、さっきの椅子を返品したいといってき
た。なんでも、背もたれがちょっとぐらぐらするそうな。
「フリマに返品はないでしょう...ちゃんと調べて納得してかったんだから」とは
おもったが、ここで争ってもしかたがない。またもや、椅子を、運びに靖奴のだんな
がかり出される。どうやら、おば様は、良い買い物をしたと思って喜んでもってかえ
ったら、娘さんに怒られたらしい。配達、返品、愚痴の聞き役。
まさきさん(靖奴のだんなさま)、ごくろうさまでした。

12:00〜14:00
さて、あっという間に午後。
気温は、かなりあがってきた。今となっては、秘密兵器ダマールの防寒着がうとまし
い。天気予報の嘘つき!!

12時をすぎたあたりから、一斉に値下げを始める。
そこに1人のおば様登場!ちょっと、迫力あるなぁ。
このお方、私達のあいだでは、「どうすんの、これ!だれも、買うわけないじゃん!
」といっていた、黒のスケスケのネグリジェ(春奴出品)を興味深げにみている。そ
こで、春奴と靖奴必死の売りうり攻撃!かなり、その気になってきたところで、もう
一品、白のスケスケのガウン(これまた、春奴出品。&だれも、買うわけないじゃん
商品)も「やっぱ、このネグリジェの上にこのガウンでしょう!!(そんな無茶な!
)」とあわせて勧める。
すると、「そおねぇ。(えっ?そおねぇってか!?)」なんて、割と簡単におば様、
購入決定。
「おいおい、そんなの買って何時着るんだぁ。」と、心のなかで皆が驚愕しながらも
表面上は、平静を保っているところにおば様は、
「南の島で着るのよぉ〜。」と、しらっといってのけた。
南の島ってどこだぁ?どうみても、ハワイって感じじゃないしなぁ。まさか、奄美大
島とかじゃないよねぇ。
とにかく、みんなの頭のなかは、そのおば様に対する勝手な想像で一杯!
「どういう商売の人だろう?」「帰ったら、試着してみるのかなぁ。」等など。
とにかく、この日一番インパクトのあるお客様でその後ずっとその話題でもりあがっ
ていたのだが、みんな、もっと重大なこと忘れていない?
私は、朝、その2品をみてから、ず〜っと思っていたのだが、この2品を持ってきた
春奴。一番あやしいのは、君だ!そもそも、これを、購入したのは、春奴なんだもん

そっちのほうが、よっぽど疑問だよなぁ。やっぱり、これを購入したとき、店の人は
「どうするんだろう、これ?」 と思ったんだろうなぁ。等と、春奴のほうに突っ込
みをいれたくなる。彼女いわく、NYに行ったとき、何を思ったか、かってしまったら
しいんだが....そうして、もう一つの疑問。
春奴は、やはり、これを家で、試着してみたのだろうか...う〜む!!

14:00〜15:00
この時間になると、客足が、ぱったりとだえる。
そこに、お恵(やはり、ファーストライブ参加。しかしこの源氏名、飲み屋でつけた
にしても単純すぎる。時代劇じゃないんだからさぁ。なので、以降恵ちゃんにします
。)登場。
恵ちゃんは、フリマを5回体験しているベテラン。
実は、前日会ったときに、色々指南していただいたのだ。
「小銭を、一杯用意しておくこと。」「財布なんて、いちいち出してられないからポ
ケットにいれておくこと」「値札をつけておくこと」等など。
恵ちゃんも何着か品物を提供してくれる。
さて、このベテランがきてから、また、店は活気をおびてきた。
ここに、ポメラニアン(以降ポメ)をつれた上品なおばさま登場。
私は、ポメのあまりのかわいさにずっと座ってポメの頭をなでていたのだが、頭上で
はおば様と芸妓が、値段の交渉中。どうやら、納得できるお買い物をした様子。「あ
りがとうございました〜!」と、芸妓の声。そして、おば様の立ち去ろうとする気配
。あれ?でも、ポメは、ここにいるんですけど。。
よっぽど長い紐で、つながれてるのかな?と、フト見ると、紐の先は、だれも、もっ
ていない。。。ということは、、「あの〜犬忘れてます〜〜!!!」
おいおい、何百円かの安い買い物して、十万以上はする、ポメラニアンおいていっち
ゃぁ、しゃれにならんでしょう...おば様の照れた様子もおかしかったが、置いて
いかれた瞬間のポメの「あれっ?ぼくは?」という感じの戸惑った様子が、かわいか
った。
そうこうしているうちに3時直前。もうどこの店も投げ売り状態。
私達もなんでも、100円!1枚でも、2枚でも100円!!
これをねらっている人々が、次々押しよせてくる。
しかし、おば様方というのは、すごい。
3時になり、会場のひとが、「ここは、3時で、終りです!」「3時になりました〜
!」とどんなにスピーカーでどなっても、びくともせず、買い物を続けるもんね。ま
だまだ、おば様の域には達せませんわ。と、ある意味ほっとした芸妓たちなのでした

15:00〜
さて、後かたずけもやっと終り、近くのイタリアンレストランヘ。
1日中太陽の下にいることなど、高校の体育祭以来?という感じの私達。
久しぶりに光合成をし、気持ちは良いが、体はだるい。
「売り上げ計算する?」「いやっ、乾杯が先でしょう!」
うずうずしながら、ビールの登場を待つ。そして、
「かんぱ〜〜い!!!!」
クゥ〜!!この、ビールのおいしかったこと。
このために今日1日が、あったようなもの。
さて、乾杯も無事おわり、皆一斉にポケットから、今日の売り上げ金を取り出す。す
ごい、千円札と小銭の山だぁ〜!!これが、結構な売り上げなのだ。
靖奴なんて、「OLやってるより、こっちのほうが、もうかるじゃん!」と言い出す始
末。でもね、売るものないとできないのよ。わかってる?
お札は、重ねて、灰皿のした、小銭はそれぞれ10枚ずつにわけて、灰皿にならべる
。これをニヤニヤながめながら、飲み食いしている私達ってかなりあやしかったんだ
ろうなぁ。
ここから、必要経費とこの店の会計分を引き、あとは、みんなで、山分け!
楽しい、不用品が減る、お金になる、ビールが旨い!もう言うことなしでしょう。う
〜ん、なんて、充実した1日なのだろう。
「次は、いつにする?」
すっかり、フリマにはまり、次回への意欲に燃える、芸妓達なのでした。

後日談。
みんな、家に帰ったとたん、次に出品出来るものはないだろうか。と家中をみまわし
てしまったそうな。