2月2日
う〜っ。太陽がまぶしい。もう午後だというのに、体内には、まだアルコールが残っ
ている。要するに二日酔い。やっと春奴邸にたどり着くと彼女もまだ少々体内にアル
コールが残っているとのこと。要するに二日酔い。別々に行動していても、同じよう
なことしてるのね。こういう時は濃い目の日本茶がやたらおいしい。ん〜ずずずっ。

さて、今日は「死と乙女」の2、3楽章をメインに練習予定。
しかし、熱中するあまり、いきおいで4楽章まで進む。 しかしこの4楽章が長いと
いうか、同じフレーズが何回も出てくる。譜面をめくれど、めくれど、終らない感じ。
マラソンでいうと、数10キロ走って やっとこさ競技場に帰ってきたとおもった
ら、それから、残り100周!(ちょっとオーバーだけど)といわれたようなもの。

「コーチもう走れません!」てな感じ。
ここで体力も限界をむかえ休憩。春奴、紅玉、雪之丞は、ソファーに倒れこむ。が、
晶は、メトロノームをお供に4楽章のリズム練習。若いって素晴しい…。
それにくらべ私は、自分の脈拍以上の規則正しい「カッ、カッ、」というメトロノー
ムの音に、二日酔いの心臓も「ドクッ、ドクッ」。。。
ああ、酔いがまわるぅ.....

2月5日
さて、そろそろでかけようかな、というところにお決まりの電話。
春奴ね。「大根1本かってきて。」はいはい。しかし、去年も全く同じ展開があっよ
なぁ。まあいいけど。それにしてもこの時期の大根はとっても立派。それをかかえ、
楽器をもって黙々と歩いているわたしは、客観的に見てやっぱり怪しい。
ここで、これまでの日記を読んだかたは、「もしかして雪之丞ってパシリ?」
と思われるかもしれないけど、そういう訳ではないの。実は、春奴の家と雪之丞の家
は、徒歩15分。だから、行きがけにちょちょいと買い物をしていけるの。
大根かかえて、電車に乗っている訳ではないので、安心してね。(誰も心配していな
いとは思うけど。)

さて、今日は、2部の曲が全部出揃う。
う〜ん。とっても盛りだくさん。

一通り聴いた、靖奴(われらが、敏腕マネージャー)がそれをもとに、プログラム案
をパソコンにて入力。
その、規則正しく、キーを打つ音が私には どうしてもドコモのCMの「モモモモモモ
ンガァー」に聞こえてしまう。(けっこうお気に入りのCM)これで、家にかえったら
、「モモモモモモンガァー」というメールが届いていたら最高なんだけど。

2月9日
今日は得に何もなし。
強いていえば、ものすごく風が強い日で、追い風だったため、いつもは徒歩15分の
ところが、10分で着いたってことぐらいかな。(ごめんなさい、ウソです。)
反対に晶は、5分遅れて到着。そんなことは、どうでもいいんだけど。
もう少しマシな言い訳考えようね。
「強風にとばされて、渋谷まで行ってしまいました。」ってのはちょっとねえ…。

2月11日
「あれ、なんでバスが旗をつけて走っているのかしら」と思ったら世間は建国記念日
で、休日だったのね。
それでも、芸者のお稽古はあるの。
今日は春奴邸ではなく、広い場所を借りて練習。
何故かというと、いつも同じ場所でやっていると、そこでの響に耳が慣れてしまい、
本番当日会場に行って戸惑うことになったりするのだ。

さて、ちょっと、指慣らしをしたあと、「死と乙女」全楽章を始めて通してみる。う
わ〜っ。いつもと違い自分の音がもろに聞こえ、いままでごまかしていた部分が、さ
らされる。それに実際全楽章を通してみるといままで出てこなかった問題点が、ざく
ざく大判小判のように出てくる。音程、弾き方の違い、タイミング等など。
弾きながら、苦笑の嵐。
練習後、きょうの、練習の録音をみんなで聴いてみる。
かなり笑える。けど、自分達が思っていた以上に下手だぞ。
ちょっと落ち込む。
本番まであと1週間。どうしよう、なんとかなるのかなぁ。
と、不安がかくしきれない4人。
しかし、そこで、皆ハタと気が着いた。
そういえば、毎回、ライブの1週間前ぐらいにはこういう経験をしていたのだ。
何回か練習して、ある程度完成がちかくなったな、と思ったころ、録音をとって
「うわっ!思ってたより全然だめ!これでは、いか〜ん!」っといって、ラストスパ
ートをかけその毎回結果素晴しい本番(と言わせておいてね)を迎えてきたのだ。
そう、この落ち込みは、必要不可欠なものだったのだ。(本当か?)
「なぁ〜んだ、いつもの私たちのパターンなんじゃん。」
「がんばって、練習すれば大丈夫だよね!」
いつもながら なんて、立ち直りの早い私達。
だから、今回も絶対大丈夫。きっと大丈夫。大丈夫に違いない。たぶん大丈夫。大丈
夫なんじゃないかな。大丈夫だと思う。。。。
結果は、ライブにきて確かめてくださいまし。

2月15日
今日は、春奴と晶が、体調を崩し気味。
春奴は、昨日ちょっと、お酒が過ぎてしまった、ということなので、自業自得だから
ほっとくが、晶は完全に風邪。「大丈夫?」ときくと「うん!大丈夫!」
でもその声 やたらドスがきいてまっせ。
しかし、そこは芸者。みな、楽器を持っている間だけはシャキッとしている。
休憩時間は病院の待合室のようだけど。
さて、練習再開。しかし、夕べ、3軒ハシゴした割には、体調のよかったわたしが、
練習するにつれ、首と背中の筋肉が張ってきてどうにもならなくなってきてしまった

春奴「それって練習のしすぎじゃない?」
雪之丞「だって昨日はほとんど楽器ひいてないもん。(しまった、自白してしまった
。)」
そんなわけで、何かの拍子に、ひねったか、寝くじいたかな、と軽く思っていたとき
、「それは、風邪の前兆よ!」と紅玉。いやんやめて〜! 私ってとってもその気に
なりやすい性格なんだから。それに、紅玉の言葉って妙に説得力あるのよ。
「ぜったい 風邪じゃないもん!」といいつ
夜は、バブのお風呂で、ゆっくりあたたまり、バンテリンを塗り、風邪薬をのみマス
クをし首にタオルを巻き万全の体制で就寝。

2月17日
ひゅ〜。今日は、やたらと北風が強く寒い。
そんなとき春奴邸に到着すると、ちゃんと、暖かいコーヒーを用意していてくれる。
いい人だ。(私の人に対する評価は、食べ物、飲み物にとっても影響される。)
今日はライブと同じように通しをしてみる。
たしかに、体力的につらいけど、だいぶ、体のなれてきたし、体力配分も出来るよう
になってきた。音楽的にも、全体の流れが、はっきりしてきたので、問題点も、はっ
きり出てくる。こうなってくれば、大丈夫。一番悪いのは、何が悪いんだかわからな
い状態の時だけど、今日は悪いところが明確に出てくる。
でも、2部まで、通すとさすがにグロッキー。
ここで、4人、真剣に話し合いをもつ。
やっぱ、ステージドリンクは、ユンケルか、アリナミン?はたまたゼナか?

2月18日
とうとう、明日はライブ。
今日は、つかれない程度に、各々昨日の気になった事を、とりあげて
確認。「やったぁ!もう、完璧ぃ!」と、相変わらず、お気楽に練習は終る。
あとは、
「間違ってもいいから、本番で楽しく弾こうね!」という毎度おなじみの究極の結論
で、今日は解散!!
今宵 芸者衆(すくなくとも私は)は、お酒も飲まず 明日にそなえていつもより早
めに就寝。
のはずだったんだけどね〜。
結局ねむれず日記をかいている私。あ〜あ。